子どもの“ぽかん口”、実は環境のせいかも?🍃
- 2025/07/24
- 小児歯科
江戸川中央デンタルクリニック 歯科・矯正歯科です。
それ、もしかしたら“クセ”ではなく、生活環境がつくっている習慣かもしれません。
◆ ぽかんとするのは“クセ”ではない?
「なんとなくお口が開いてる」「気づくと口呼吸になっている」
そんなお子さんの様子、思い当たる方も多いのではないでしょうか?
これは単なるクセではなく、呼吸や姿勢、舌の位置が関係した“機能的な変化”である場合もあります。
特に幼児期・小学校低学年のお子さんは、生活習慣や身体の使い方が大きく影響します。
「姿勢が崩れていると舌が下がりやすい」
「鼻づまりがあると口で呼吸するクセがつく」
このように、周囲の環境がきっかけで“ぽかん口”が習慣化してしまうことがあるのです。
◆ 見直したい!日常の環境と習慣
以下のような日常の「ちょっとした環境」が、お口の発達に影響することがあります:
- ・足がつかないイスでの食事(姿勢が不安定)
- ・うつむき姿勢でスマホやタブレットを見る
- ・鼻炎・アレルギーの症状が長引いている
- ・寝るときに枕が合っていない/口が開いている
お子さん自身が意識して治すのは難しいため、環境を整えることが最初のステップになります。
まずは、「無意識で口が開いている時間が多くないかな?」と観察してみてください。
◆ ご家庭でできるサポートとは?
ご家庭でもできることはたくさんあります。
- ・食事中は足が床につくようイスや足台を調整
- ・スマホ・ゲームの時間を短めに/姿勢に注意
- ・お風呂あがりに鼻呼吸の練習(鼻の通りチェック)
- ・風船やシャボン玉、ストロー遊びで口の筋肉を刺激
特別なトレーニングをしなくても、日常の中で口のまわりをしっかり使う機会を増やすことが大切です。
「気づいたときに声をかける」「一緒に遊びながらサポートする」
その積み重ねが、将来のお口の成長にとって大きな土台になります。
◆ 気づいた今が、お口育ちのチャンス
「うちの子、ぽかんとしがちかも…」と思ったら、それは大切なサインです。
お口が開いている時間が長いと、舌の位置が低くなり、歯並びや発音のクセにも影響していくことがあります。
でも、今気づけたなら、整えていけるチャンスでもあります。
江戸川中央デンタルクリニックでは、今後、お子さんの発達段階に合わせた予防やケアにも力を入れていく予定です。
現在はまだ開院準備中ですが、地域の皆さまへこうした情報をブログで発信しながら、お口育ちを一緒に見守る存在でありたいと考えています。
歯科・矯正歯科 院長 増田 光