ブログ

blog

『口腔機能発達不全症』とは?見逃しやすいサインとその原因⚠️|江戸川中央デンタルクリニック 歯科・矯正歯科|虫歯予防からインプラントまで広く対応

『口腔機能発達不全症』とは?見逃しやすいサインとその原因⚠️|江戸川中央デンタルクリニック 歯科・矯正歯科|虫歯予防からインプラントまで広く対応

『口腔機能発達不全症』とは?見逃しやすいサインとその原因⚠️

こんにちは。
江戸川中央デンタルクリニック 歯科・矯正歯科です。
今回は「お口育ちシリーズ」の第2回として、前回ご紹介した「口腔機能」の発達に関わる、「口腔機能発達不全症」について詳しく解説します。
見た目ではわかりにくいからこそ、早期の気づきとサポートが大切です。

◆ 口腔機能発達不全症ってどんな病気?

「口腔機能発達不全症(こうくうきのうはったつふぜんしょう)」とは、お口の使い方や筋肉の発達がうまくいっていない状態のこと。
虫歯や歯並びが一見問題なさそうでも、「うまく噛めない」「飲み込みにくい」「話しづらい」などの問題が隠れていることがあります。

この病名は2018年から保険診療の対象となり、歯科医院での早期対応がより重要視されるようになりました。

◆ よくあるサインとチェックポイント

保護者の方が気づきやすいサインには、以下のようなものがあります。

  • ・食事のときによくこぼす、噛まずに飲みこむ
  • ・いつも口が開いている、ポカン口
  • ・発音が不明瞭、舌ったらず
  • ・いびき、口呼吸が多い
  • ・姿勢が悪く、猫背気味

一つひとつは小さなクセでも、積み重なると歯並びや発育に影響します。
「癖かな?」と思っていたことが、実は専門的なサポートが必要なサインだったということも少なくありません。

◆ なぜ発達に偏りが起きるの?

現代のお子さまには、口腔機能の発達に影響するさまざまな要因があります。

  • やわらかい食事:噛む力を使う機会が少なくなっている
  • 姿勢の乱れ:スマホ・ゲームなどによる猫背姿勢
  • 鼻づまりやアレルギー:口呼吸の習慣化
  • 離乳・卒乳の時期と方法:舌の位置や飲み込みの癖に影響

こうした要因が複雑に絡み合い、お口の機能や顎の成長に偏りを生みやすくなっています。

◆ 当院での今後の取り組みについて

江戸川中央デンタルクリニックでは、今後、お子さまの口腔機能の発達支援として、MFT(口腔筋機能療法)や小児矯正などのプログラム導入を予定しています。

虫歯の治療だけでなく、「お口の育ちを整える」視点からもサポートできる医院を目指してまいります。
次回は、口腔筋機能療法(MFT)について、どんなトレーニングを行うのかをご紹介します。

――――――――――――――――――――

江戸川中央デンタルクリニック
歯科・矯正歯科

院長 増田 光